おいらは、やっぱり太陽語でしゃべりますがいな( 一一)。書くけどしゃべるのだ~(*´з`)


2014年07月24日

ドキッ

虫追い祭も終わり、倉田区の打ち上げも盛り上がりかけてきた時に、そそくさと一人だけ宴会の途中で切り上げて家に帰って来た。
酒好きの私が、お酒君達を残し切り上げるなんて普通あり得ない。
実は、親父殿の体調がここ数日悪かったので気になっていて途中退席したのだ。
帰ってみると呼吸状態が悪く、お酒の席で浮かれていたことも吹っ飛んでしまい、河浦病院へタクシー呼んでまっしぐら。



ここ最近、呼吸困難で苦しがっていた父。
日頃から「きつかー」と体調がすぐれず、口癖みたいに言っていたので、聞き手の私とすれば、耳にタコが出来るほど聞き慣れ過ぎた文句だ。
そんなこともあってその延長かとつい軽く考えていたのだった。




暑いと言って、体温調整が出来ない父。
先週の金曜日から、一階の家中の窓を閉め、部屋やトイレ・洗面所などのドアを開けて、父の部屋と居間のエアコンをつけっぱなしにし、トイレでも廊下でも温度差がなるべくないように 朝から一日中つけてみた。
だけどそれでも体調が悪くなる一方。
どうすればいいのか。
病院では、緊急性に乏しいのだろう、特に施すこともなく………、病院から帰って来たことも度々。




父が言うには、脈拍が少ないと言う。
本当だろうかと少々疑いながらも計ってみた。
驚いた。
血圧計でも、タイマーをして手で脈を計っても33しかないのだ。
今までは、70~80代だったのに……。

すぐさま仕事帰りの夕方、病院へ。

そのときのこと、部屋から出るのに苦しくて歩けないのに、背中に担ごうとすると嫌がる父。
息子におんぶされるのが恥ずかしいのだろう。

だけどそんなこと言ってはおられない。
強制的におんぶだ。

そりゃっ!

かつがれ慣れていない父は、苦しさもあってか歩行補助器具の取っ手をつかむ( ̄▽ ̄;)

それじゃ、前に進めないよ(/ー ̄;)

初めて背中にからった父。
子供の頃の思い出では、からってもらった記憶さえもない。
ただ忘れているだけなのか定かじゃないけど…。
そんな父は軽いのか重いのか……
壮年のオッサンが老人をからう図なり。





病院で点滴などの治療を終え、歩き出すとまたひどくきつそうになり立ち止まる。
からおうとすると恥ずかしいと嫌がり、どうにもしようがない状況。

その時………、腕をかかえて補助しようとすると、スルーと腕が延び手をつないできた。
ドキッとした一瞬だ。
親父と手をつなぐなんて、おぶってもらた以上に覚えがない。
手を握りしめてバランスをとりながら歩くと、まるで親子関係が逆転したような瞬間だった。

寂しいような嬉しいような…。


若かった頃の父を思い出しながら、今の父を見るとき、自分の行く末の姿を見る思いだ。
最近、強い口調で言ったりしていた自分が恥ずかしい。




また、元気になってもらいたい。   
タグ :親父


Posted by やっぱり太陽  at 07:09Comments(6)独り言